LESSON 09 / 12 · 声と音程
音程補正で歌ってみよう
短い声を録音し、Autotuneの補正なし/ありで同じテイクを聴き比べます。
やってみよう
- openDAWでAudio Trackを追加し、Capture Audioからマイクを選ぶ。
- 短く歌って録音する。ヘッドホンを使おう。
- Autotuneを足し、補正なし/ありで比べる。
今日のミッション
同じ録音を使って、自然な歌と機械的な歌を比べよう。
次はopenDAWで。 操作手順は下を開こう。
openDAWを開く ↗openDAWの操作手順・詳しい説明
今日やること
今日は自分の声も楽器にします。うまく歌う競争ではありません。「ラー」と数音を伸ばして録音し、音程を寄せる道具 Autotune を試します。同じ録音を使って比べると、声の変化がわかりやすくなります。
マイクを使います。スピーカーから出る音をまたマイクが拾うのを防ぐため、有線のヘッドホンかイヤホンを使いましょう。Bluetoothは遅れが大きくなることがあります。声を出せない場所では録音する時間だけ別に取り、あとから聴き比べても構いません。
試す
1. 伴奏を軽くしよう
openDAWを開くから第8回の作品を開き、別名で保存します。最初はコードとドラムをMuteにし、ベースだけを小さく鳴らします。テンポは80〜100 BPM程度の歌いやすい速さへ。C・Am・F・Gの進行なら、まずCメジャーの白鍵を目安にします。
2. 声を録音しよう
- タイムラインの追加メニューから Add Audio Track を選びます。音声用のTapeトラックができます。
- トラック見出しのメニューで Capture Audio を開き、入力するマイクを選びます。見つからなければ Click to access external devices… から、ブラウザへマイク利用を許可します。
- Input monitoring は最初 Off にします。自分の声は耳で直接聞き、録音後に確かめます。録音待機の小さなRecordボタンが有効になり、入力メーターが動くか見ます。
- 曲の頭から上部の録音ボタンを押します。カウントのあと、1小節にひとつの長い「ラー」を4回歌います。無理に高い声を出さず、楽な高さにします。
- 停止し、録音待機を外して再生します。4小節分の声が入り、伴奏と一緒に聞こえれば次へ進みます。
まずは声が入っただけで成功です。歌詞、長いメロディー、強いエフェクトはあとから足せます。
3. 同じ声を補正してみよう
声のトラックの楽器のあとへ、Audio Effectの Autotune を追加します。KeyをC、ScaleをMajor にします。この設定は今回の伴奏に合わせたものです。別の曲では、その曲に合う中心音とスケールを選びます。
最初に Amountを0 にして補正前を聴き、次にAmountを上げて同じテイクを聴きます。Retune を低めにしたなめらかな版と、高めにした素早く切り替わる版も比べましょう。補正が急になると、音が段階的に飛ぶような表現になります。
録音しながら効果を聴きたい場合は、ヘッドホンを使い Input monitoring > Effects を試せます。遅れて聞こえて歌いにくければOffへ戻し、先に録音してから補正を聴く方法を続けます。
短い説明
Autotuneは、入ってきたひとつの声の高さを調べ、選んだスケールの音へ近づける道具です。声のタイミングや言葉を自動で作ってくれるものではありません。和音や複数の声が重なった入力は、うまく高さを判断できないことがあります。
Amount はどれくらい寄せるか、Retune はどんな速さ・性格で寄せるか、Smooth は切り替わりをなめらかにする調整です。ReverbやDelayより前へ置き、乾いた声を聞かせると比較しやすくなります。
ミッション
同じ4小節の声を、補正前・やさしい補正・はっきりした補正の3種類で聴きます。「どれが上手?」ではなく、「自分の曲にはどれが合う?」を決めましょう。残す設定と、その理由を1行で記録します。
困ったとき
- 声が録音されない:Capture Audioの入力先、ブラウザのマイク許可、トラックの録音待機を確認します。入力メーターから順に追いましょう。
- キーンと鳴る:いったん再生と録音を止め、Input monitoringをOffへ戻します。ヘッドホンで再開します。
- 補正がふらつく:伴奏がマイクへ大きく入っていないか確認し、ひとりの長い声で試します。KeyとScaleも伴奏に合わせます。
保存・次回
作品を保存し、声を含む .odb をバックアップします。声を公開するかは自分で決められます。この教材サイトへ録音が送られる機能はありません。次回はコードを1音ずつにほどいて伴奏に動きをつけます。
困ったとき・画面との対応
本文は2026年10月30日の公式マニュアル・公開ソースに基づきます。実画面での制作操作・発音は確認待ちです。確認範囲を見る
ウィジェットは元のDTM教材から移した独立した練習ツールです。openDAW本体の操作画面とは異なります。Track LabはPC向けです。