LESSON 11 / 12 · 声を素材にする
自分の声で、オリジナルの音を作ろう
タッ、カッ、ハッ。短い声を録音し、Playfieldで切り分けて並べ直します。
やってみよう
- openDAWで「た・ら・ぱ」などの短い声を録音する。
- 声だけをWAVにし、Playfieldのパッドへ読み込む。
- Start/Endで一音ずつ切り出し、並べ替える。
今日のミッション
自分の声のかけらで、1小節のリズムを作ろう。
次はopenDAWで。 操作手順は下を開こう。
openDAWを開く ↗openDAWの操作手順・詳しい説明
今日やること
「タッ」「カッ」「ハッ」という自分の声から、3つの打楽器を作ります。録音を切り分けて並べ直すことを チョップ と呼びます。素材は自分の声で十分。歌の上手さも、高いマイクも必要ありません。
試す
1. 3つの声を録音しよう
openDAWを開くから新しい作品を作ります。Add Audio Track で音声トラックを追加し、第9回と同じように Capture Audio からマイクを選びます。有線ヘッドホンを使い、Input monitoringはOffから始めます。
録音を開始し、「タッ」、1秒ほど空けて「カッ」、もう一度空けて「ハッ」と言います。口をマイクへ近づけすぎず、入力メーターが大きく振り切れない音量で録ります。停止し、3つの音が離れて聞こえるか確認しましょう。
2. 声をWAVとして取り出そう
今回は、WAVファイルを介して渡す方法を使います。声のトラックだけが鳴るようにSoloにし、openDAWメニューの Export > Mixdown… から音声を書き出します。形式をWAVにして、3つの声を含む範囲を端末へ保存します。
ダウンロードしたWAVを一度再生し、「タッ、カッ、ハッ」が入っているか確認します。無音が長くても大丈夫です。次の手順で使う部分を決めます。
3. Playfieldで3つへ切り分けよう
- Add Instrument… から Playfield を追加します。音声トラックのSoloは外し、元の録音はMuteにします。
- 声のWAVファイルを、Playfieldの空のパッドへドラッグして入れます。名前の部分の再生アイコンで、3つの声が鳴るか確認します。
- Altを押しながらパッドのサンプルをドラッグし、隣の空のパッドへ複製します。もう一度複製して、同じWAVの入ったパッドを3つ作ります。
- 最初のパッドのFocusボタンからSample Editorを開き、波形の Start / End を動かして「タッ」だけにします。
- 2つ目は「カッ」、3つ目は「ハッ」だけにします。パッドごとに再生し、ほかの声が混ざっていないか聴きます。
StartとEndは、そのパッドで鳴らす範囲です。もとのWAVから必要な部分を選ぶので、やり直しができます。短い打楽器のように使うときは Gate Off を試します。頭にクリック音が出る場合は Attack を少しだけ上げます。上げすぎると声の勢いも消えるので、耳で比べましょう。
4. 順番を変えてビートにしよう
Playfieldのパッドに書かれた音名を確認し、Note Editorの対応する高さへノートを入力します。1小節を次のように作ります。
| 拍 | 1 | 2 | 3 | 4 |
|---|---|---|---|---|
| 最初の並び | タッ | カッ | タッ | ハッ |
| 並べ替え版 | ハッ | タッ | カッ | タッ |
同じ3つの素材でも、順番を替えると違うリズムになります。気に入った方を4小節へ複製し、第2回のドラムと一緒に鳴らしてみましょう。
短い説明
サンプル は、楽器として使う短い音の素材です。録音した声を切り出すと、言葉の意味から離れてリズムや音色として聴けます。Playfieldのパッドは素材の選択、Note Editorは鳴らす時間の指定。この役割の違いは、ドラムと同じです。
ミッション
3つの声を、録った順番と違う順に並べます。さらに1つだけ同じ声を2回連続で入れてみましょう。音色を増やさず、位置と回数だけで面白い1小節ができたら完成です。
困ったとき
- パッドを鳴らすと全部の声が出る:各パッドのStartとEndを設定します。元WAVが同じでも、鳴らす範囲は別々にできます。
- 途中で切れてしまう:GateがOnなら短いノートで止まることがあります。Gate Offで比較します。
- 伴奏もWAVに混ざる:書き出す前に声だけが鳴る状態へ戻し、Soloと書き出し範囲を確認します。
保存・次回
元の声のWAVと、作った作品の .odb の両方を残します。声やほかの人の録音を公開するときは、本人と使い方を決めましょう。次回は好きな曲を聴き、その曲がどう組み立てられているかの地図を作ります。
困ったとき・画面との対応
本文は2026年10月30日の公式マニュアル・公開ソースに基づきます。実画面での制作操作・発音は確認待ちです。確認範囲を見る
ウィジェットは元のDTM教材から移した独立した練習ツールです。openDAW本体の操作画面とは異なります。Track LabはPC向けです。